国際結婚で失敗した話④ お給料のこと
元旦那さんは、幸運にもパン屋さんに就職することができ月に17万くらい稼いでいました。
残業もとても多く朝も早い、重労働、とにかく忙しい etc..
等を考えると、残業代の一部は出ていなかったんじゃないかと、当時元旦那さんも不満に思っていたようですし私もそう思います。
でも、日本ってそういうところありますよね。
サービス残業というんですか?
自ら(という体で)残業をしても実際のお給料にはなっていないこと。
それを暗黙の了解として我慢している人もたくさんいるでしょう。
もちろん、働いた分きっちりとお給料はいただくのが当然の権利だと思います。
いくら責任をもって好きでしているお仕事とはいえ、仕事は仕事。タダ働きはしたくないし法律上タダ働きが容認はされていないはず。
まぁそれを黙っていないのが元旦那さんでした。
自分のお給料が実際に働いている時間よりも明らかに少ないことをオーナーや経理担当者に直接抗議していました。
すごく« 日本人» な性格のわたしは、" 就職したばかりでまだ一人前の働きをしていないはずだからサービス残業も仕方ないんじゃない? もう少し様子を見てみたら?" 等言っていましたが、
自分の利益に関して厳しい彼(当然なんですけどね)は堂々と文句を直接訴えていました。
これは国際結婚をする上で、直面することのひとつかもしれません。
根っからの感覚や認識の違い、暗黙の了解は通じない。
「空気を読む」というのもとても日本人的で外国人はあまりしないような気がします。
日本人と外国人のどちらが優れている、と言いたいのではありません。
ただただ違い(根本的な文化の違いであってどちらが正しいということはない)がしっかりとあります。
このお給料のことはそのひとつだと思います。
ー続くー